49日の法要でもうける食事の席の事を、お斎(おとき)、もしくは精進落とし(しょうじんおとし)といいます。列席してくださった方や足を運んで頂いたお坊さんへの感謝を伝えるとともに、故人の思い出話にふけり冥福を祈る目的で、法要のあとに2時間ほど会食を行います。

ですが一口に食事といっても、「施主側としてどんなことに注意したらよいのか」「マナーにはどういったものがあるのか」「流れはどういったものか」など、わからないと不安ですよね。

今回は、そんな悩みを全て解決できるよう、事前準備から絶対に抑えるべきマナー、当日の流れなど「49法要の食事(お斎)」に必要なことのすべてを紹介します。

記事通りに実践してもらうだけで、わからないことは一切ない状態で当日を迎え、スムーズな進行を行い、滞りなく会食を終え、故人を安心させてあげることができますよ。

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1 食事(お斎=おとき)で押さえておきたい4つのポイント

『事前準備』『会場の選び方』『料理の内容と手配方法』『食事の料金相場』の4つさえ押さえておけば、当日急なトラブルで慌てることは絶対ありません。

ポイント(1)事前準備

食事に特化して、事前に準備しておくことは、次の4つです。

  1. 案内状作成
  2. お坊さんが食事に参加されるかの確認
  3. 列席者が多い場合の席札の準備
  4. 献杯の挨拶を僧侶、もしくは故人の友人に依頼する

案内状

案内状は、法要の日取りが決まった段階でなるべく早く送付して、列席者が予定を組みやすいよう配慮しましょう。

お坊さんへの確認

法要は土日に行う人が多いため、日取りによってはお坊さんも同日にいくつもの法要に参加する予定があり、食事の席には参加できないことがあります。

お坊さんから「食事の席は控えさせていただきます」といわれた際は、宴席の代わりにお食事代をお布施として5,000円~10,000円程包みます。

席札

座る場所にある程度決まりがあります。施主が当日に列席者一人ひとりを席まで案内してもいいですが、人数が多いと大変ですし、時間もかかります。

席札を置いておけば手間も省け、列席者も迷うことなく席に着くことができますので、事前に用意しておきましょう。

※お斎の席の決まりについては、2章『守りたい会食の席での4つのマナー』で詳しく解説します。

献杯の挨拶の依頼

食事の際は、施主からはじめの挨拶を行った後に、「献杯(けんぱい)」と声をあげていただき、全員で唱和(しょうわ)したのち合掌と黙とうを捧げます。

その献杯の発声を行って頂く方を、お坊さん、もしくは故人の親しい友人に事前に依頼しておきましょう。

※献杯については後ほど、3章『当日の流れ』で詳しく解説します。

ポイント(2)会場の選び方

  • 自宅の座敷
  • 檀家に入っているお寺の一室を借りる
  • 葬儀会館に相談し一室をレンタル
  • 料亭やレストラン、ホテルを貸し切る

会場は上記のいずれかから選択しましょう。人数が多い場合はレストランを借りるのがオススメです。法要場所から離れた場での食事となる際は、移動のためのマイクロバスの手配も忘れないようにしましょう。

ポイント(3)料理の内容と手配方法

お出しする料理の内容は、なるべく精進料理に近い大豆や野菜を使ったものであることが推奨されています。ただし、食事には列席者への感謝という目的もあるため、過度に風習にこだわりすぎず、最近では魚やお肉を含んだ料理も出す傾向にあります。

縁起が良くお祝いごとで振舞われる『鯛(たい)・海老(えび)・昆布・数の子・ブリ・イワシ・麺類・かまぼこ・かつお節』は避け、豪華絢爛に見える皿や弁当箱を控えることにだけ注意しましょう。

手配する際は、『仕出し料理店』に、「49日の法要のために注文したいんですが…」といって頼めば間違いありません。

インターネット上から法要弁当の注文ができるサービスもありますので、利用するのもいいでしょう。

ポイント(4)料金相場は1人あたり5千円~1万円

お食事は、1人あたり5千円~1万円くらいが相場ですので、安すぎないものを手配しましょう。会場選びの際に、料理の手配もあわせて頼める料亭やレストラン、ホテルを利用する場合は、相場が1人あたり12,000円~15,000円程と少し高くなります。

2 守りたい会食の席での4つのマナー

せっかく法要までスムーズに進行しても、食事の席でマナー違反をしてしまうと法要の締めくくりが台無しになってしまいます。4つのマナーを守り、失礼のないよう注意しましょう。

  1. 施主側は正喪服を着用する
  2. 上座には僧侶と施主が座り親族は血縁が近い者ほど下座に座る
  3. 献杯の際に杯(さかずき)を交わして音を出さない
  4. お酒は飲みすぎず静かに故人の思い出を話し合う

(1)施主側は正喪服を着用する

施主側は、正喪服を着用します。

男性の喪服

喪服男性

  • ブラックスーツか黒のモーニングコート
  • ネクタイ・ベスト・靴下は黒で統一
  • レギュラーカラーの白いシャツ
  • ポケットチーフはつけない

女性の喪服

喪服女性

  • ワンピースかセットアップ、スーツ
  • 黒色で光沢感のない無地のもの
  • 体のラインが出ないものを選ぶ
  • シンプルでデザイン性のないもの
  • スカートの丈はひざが隠れる長さ
  • ストッキングは黒無地

用意できない場合は、『喪服のレンタルサービス』を利用すると、最短で申し込み当日に喪服が手元に届きます。特に次のサービスは、サイズも豊富なのでオススメです。お困りの場合はあわせてご確認くださいね。

(2)上座には僧侶と施主が座り親族は血縁が近い者ほど下座に座る

(2)上座には僧侶と施主が座り親族は血縁が近い者ほど下座に座る

上座には、お坊さん、お坊さんが参加されない場合は施主が座ります。列席者をもてなすこと席でもあるので、施主以外の親族は下座に座りましょう。人数が多くテーブルがたくさんある場合は、出入口に近いテーブルが下座の席になり、奥から上座になる点に注意しましょう。

(3)献杯の際に杯(さかずき)を交わして音を出さない

食事の際、「献杯(けんぱい)」という発声のあと、みんなで「献杯」と声をあげます。乾杯の音頭に似てはいますが故人への供養のためのものなので、乾杯の時のようにグラス同士をカチン!と音を立てて交わらせることはないよう、注意しましょう。

他にも献杯の際には次のマナーを守りましょう。

  • 献杯後、唱和・合掌・黙とうが終わるまでは箸(はし)を手に取らない
  • 献杯の飲み物は必ず口を付ける

(4)お酒は飲みすぎず静かに故人の思い出を話し合う

お斎では、お酒もふるまいます。ですが、飲み過ぎて酔っぱらってしまうことの無いよう、注意してください。あくまでも故人を偲ぶ場であることを忘れず、食事を楽しむのではなく、故人について語らう場にしましょう。

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3 当日の流れ

事前準備とマナーがわかったところで、最後に当日の流れを把握しておきましょう。施主ははじめとおわりに挨拶を行い、その挨拶で食事の開始と終了を執り仕切るようになりますので、約2時間の会食の席での流れを押さえておくことは重要です。

はじめの挨拶

全員が着席をしたら、施主から食事の前にはじめの挨拶を行います。

【挨拶の例】
本日はお忙しい中、父(母)のためにおあつまり頂き、そして最後までお付き合いくださいまして、誠にありがとうございました。おかげさまで、無事に父(母)の49日の法要を終えることができました。

今後は、残された家族全員で、手に手を取り合い、父(母)を安心させられるよう頑張っていこうと思っております。これからもどうぞ、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

ささやかではありますが、食事の席をもうけさせていただきました。父(母)の昔話などしていただきながら召し上がって頂き、お時間の許す限りゆっくりしていただければと思います。本日は本当にありがとうございます。

献杯の挨拶と献杯、合掌と黙とう

はじめの挨拶を終えたら、次の順で献杯に移ります。

(1)故人の位牌のそばの杯(さかずき)にお酒をそそぐ
(2)列席者全員の杯(さかずき)にお酒をそそぐ
(3)献杯の挨拶をしてくれる人を紹介する

【紹介の仕方の例】
これより、父(母)を偲びつつ、食事を囲み、皆様とゆるやかな一時を過ごしたいと思います。まずは、故人のご友人である〇〇様に一言お願いを致します。

(4)献杯の挨拶終了後、「献杯」と発声がある
(5)代表者の「献杯」の声に続いて、小さすぎず大きすぎない声で「献杯」と声をあげ、目線の高さまで軽く杯をあげる
(6)両手を合わせ少し頭(こうべ)を垂れて合掌を行う
(7)合掌に続いて1分間の黙とうをささげる

会食

施主より、黙とう終了の合図として、「ありがとうございました」と声をかけます。各席の人が顔を挙げたのを確認したら、「どうぞお食事をお召し上がりください」と告げて、会食をはじめましょう。

各テーブルへ引き出物を渡してまわる

食事は1時間半~2時間を目安に考え、終了30分前の時刻になったら、施主は引き出物を各席に渡して回りましょう。お坊さんが参加されている場合はまずお坊さんへお渡しします。

その後は、上座から下座へ、各列席者へ足を運んで頂いた感謝を伝えながら引き出物を渡して回ってください。

おわりの挨拶

定刻が来たら、施主からおわりの挨拶をしましょう。

【おわりの挨拶の例】
失礼致します。

皆様、本日は最後までお付き合いくださいましたこと、重ねてお礼申し上げます。これにて、お開きとさせて頂きます。

お忙しい中、本当にありがとうございました。

以上の挨拶をもって、食事及び49日法要は終了となります。お見送りなどしながら、最後まで気を抜かず姿勢を正し、施主の勤めを果たしましょう。

49日法要全体の流れや準備については、『法事の49日│正しいマナー・事前準備・知識・当日の流れを徹底解説』で詳しく解説していますので、ご不安な方はあわせてご確認ください。

4 まとめ

49日法要の食事について、事前準備からマナー、当日の流れまですべてをご紹介しましたので、記事の通りに実践してもらうことで、滞りなく食事の席を進行し、失敗なくお斎を終えることができます。

49日は忌明けで、葬儀後の故人の魂が旅立つ一つの区切りとなります。

残された家族が協力し、49日の法要から食事まで無事に執り行うことができれば、故人も安心してくれるはずです。

この記事が49日法要の食事について不安を抱えるあなたの役に立ち、食事の席をスムーズに進行するとともに、心から故人の冥福を祈れる場にできることを祈っています。