初七日はいつ行う?準備に必要な内容と当日の流れを紹介!

「初七日っていつ?」「葬儀当日にするって聞いたけどそれって大丈夫なの?」「いつから何を準備すればいいかわからない…。」

初七日をいつ行ったら良いのか、具体的にいつ、何から準備を始めたらいいのか困る方はたくさんいらっしゃいます。

特に初めて行う方からしてみれば、葬儀や親戚周りへの連絡などで初七日の準備どころではないですよね…。

初七日は『命日を含めて7日目に行う法要』ですが、葬儀当日から準備期間が少ないため『繰り上げ法要』といって、葬儀当日に初七日を行う機会も増えてきました。

もちろん繰り上げ法要ではなく、基本的な日時で行うご家族もいらっしゃいますし、地域によって日程が変わる可能性があるのです。

事前にその土地の風習を確認することも大切なんですね。

このように初七日といっても当日行ったり、7日目に行ったり、少しズレて行う場合もあります。

そこで、今回の記事では「初七日はいつなのか?」という基本的な内容から、具体的に何をいつまでに準備すべきなのか「5つの準備」、そして初七日から次の法要のスケジュールまでのすべてをまとめました。

この記事を読めば、初七日をいつからやるべきなのか?はもちろんのこと、当日でも慌てずに法要を営むことができるようになります。ぜひ最後までお読みください。

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初七日は命日を含めて7日目に行う

初七日は命日を1日目として数え、名前の通り「7日目」に行う法要のことです。例えば、6月1日が命日だった場合、6月7日が初七日になります。

ただし、初七日は7日目以外に実施されるケースや、地域によって数え方に違いがある場合があるので注意が必要です。

正確な初七日の日程・その後の法要の日取りについては、弊社オススメの日取り計算ツールをご活用ください。日時を入力するだけ、わずか60秒で日時を出すことができます。

法要の日取り計算表

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葬儀と一緒に行われる「繰り上げ法要」になることが多い

初七日は葬儀を行ってから日がないので、葬儀と一緒に行われることが多いです。このように本来の日程よりも早い日程で行うことを「繰り上げ法要」と呼びます。

亡くなった日を1日目とすると、2日目に通夜、3日目に葬儀を行うと初七日はすぐにやってきます。大切な人を失った気持ちを整理できていない状態で通夜・葬儀・初七日の準備を行うのは遺族にとって大きな負担になります。

そこで、遺族側の負担を軽くする意味でも繰り上げ法要を行うケースが増えているのです。

地域によって1日目の数え方に違いがある

初七日は命日を1日目としてカウントするのは全国的ですが、唯一、関西地方(大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県など)では『命日の前日を1日目』として数えます。

これは初七日だけでなく四十九日も同様で、48日目に四十九日の法要を行います。

ただし、近年では全国的な法要の様式に合わせるケースも増えています。関西地方・関西出身の方が多く集まる場合は、事前に日数のカウント方法を確認しておくと良いでしょう。

初七日の5つの準備

通常の法要の場合、当日の2ヶ月~3ヶ月前のから準備しますが、初七日は準備期間がとにかく短いので葬儀と一緒に準備をするのが基本です。

1.日程・会場を決める(葬儀と一緒)
2.僧侶を手配する(葬儀と一緒)
3.食事の手配をする(葬儀と一緒)
4.参列者に連絡する(葬儀と一緒)
5.お布施を用意する
6.引出物を用意する

1.日程・会場を決める(葬儀と一緒)

初七日の日程と会場を決めるときは、葬儀の段取りをするときと同じタイミングで考えます。まずは、『繰り上げ法要にする』か『別日にする』かを決めましょう。

会場の都合もあるので、最初に葬儀場や菩提寺、自宅で行う場合は僧侶の都合を確認するのがオススメです。また、初七日に参列する身内・親族が遠方にいる場合、初七日が平日になる場合は同日に行った方が良いでしょう。

2.僧侶を手配する(葬儀と一緒)

初七日の日程や会場を決めたら、僧侶を手配します。菩提寺がある場合は菩提寺に連絡し、菩提寺がない場合は『僧侶を手配するサービス』を利用します。

葬儀と一緒に行う場合・別日の場合でも、僧侶の都合もあるので初七日のことを説明し、依頼するようにしましょう。葬儀と一緒に行う場合は、葬儀を担当する僧侶にそのままお願いするケースが多いです。

3.食事の手配をする(葬儀と一緒)

初七日では「精進落とし」「お斎(おとき)」という会食を行う場合があります。葬儀と一緒に行う場合は、葬儀と初七日の法要の会食を一緒に行うので、同時に手配すると良いでしょう。

別日で行う場合は、葬儀と一緒に法要会場の近所の法事に対応している料亭などを予約します。会食の相場は2,000円~6,000円が目安です。

4.参列者に連絡する(葬儀と一緒)

初七日を葬儀と一緒に行う場合は、その旨を葬儀の案内と一緒に伝えます。別日で行う場合は、葬儀当日に予定している参列者に口頭で伝えるか、案内状を渡すと良いでしょう。

5.お布施を用意する

葬儀と一緒・別で行う場合に関わらず、葬儀の費用とは別で僧侶にお布施を渡します。お布施は読経料以外に御車料や御膳料も用意します。

また、お布施は奉書紙に包み丸いお盆にのせて渡します。

お布施の相場 ・読経料:30,000円~50,000円程
・御車料:5,000円~10,000円程
・御膳料:5,000円~10,000円程
(お坊さんが会食に参加しない場合に渡す。参加する場合は不要。)

奉書紙を用意できない場合は、白い無地の包みを使う。

【奉書紙】
【お布施用の封筒】
【丸いお盆】

6.引出物を用意する

引き出物は参列者への香典のお返しとして用意します。相場は2,000円~5,000円前後。実用的なタオルなどの『日用品や日持ちする食品』が選ばれることが多いです。

ただし、初七日の場合は葬儀から日数がないため四十九日以降(忌明け)に引き出物を送るのが一般的です。

【引き出物例】

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初七日当日の流れ

初七日の流れは次の通りです。

【別日で行う場合】

(1)出迎え・僧侶入場 招待者・お坊さんを出迎える。
※このタイミングでお坊さんに挨拶し、お布施を渡す。
(2)法要開始 ・お坊さんの読経
・お焼香
・法話
(3)会食 参列者と一緒に食事をする。
※お坊さんが参加しない場合は御膳料を包む。

【葬儀と一緒に行う場合】

(1)葬儀・告別式 初七日を一緒に行う場合でも通常通りに葬儀・告別式を行う。
僧侶が退場し閉式する。
(2)出棺 葬儀・告別式の閉式後、棺に花を入れて最後のお別れをする。
出棺時は参列者は黙とうする。
(3)火葬・骨上げ 火葬場にて火葬に付し、個人に近い人から骨上げする。
(4)初七日法要 火葬場から戻ってから法要を行う。
(5)会食 参列者で精進落としの会食を行う。
※精進落とし:初七日の法要後に参列者をもてなす会食のこと。

初七日を行うときの4つのポイント

初七日は亡くなってから開催までの期間が短いので素早く準備を進める必要があります。これから紹介する4つのポイントを押さえておけば、時間がない中でも適切に法要を行えるでしょう。

葬儀の準備をする時までに、初七日について押さえておきたいポイントは以下の4つです。

1.日程は葬儀と一緒に決める
2.別日で行う場合は故人に近い人を呼ぶ
3.初七日は葬儀場などで行う
4.服装は喪服を着用する

1.日程は葬儀と一緒に決める

初七日は通常の日程・繰り上げ法要のいずれの場合でも、故人が亡くなってから日がないため、法要の日程は葬儀と一緒に決めます。

一周忌や三回忌といった主要な法要の場合、3ヶ月から2ヶ月前に日程えを決めますが、初七日の場合はそこまで余裕がありません。そのため、通夜・葬儀の準備と同時に初七日の日程などの段取りを決めましょう。

葬儀に招く方の中で遠方から来る人が多い場合は、1週間も経たないうちにまた法要に招くのは無理があるため、葬儀と同日に初七日を行うのがオススメです。

近場に住んでいる身内や故人と親しかった友人を多く葬儀に招く場合は、別日に行っても大丈夫です。

初七日法要を別日で行う場合、開始時間は特に決まりはありませんが、関西地方の場合は「お逮夜(たいや)」になり、16時以降に行うので注意しましょう。

2.別日で行う場合は故人に近い人を呼ぶ

初七日を別日で行う場合、参列者の負担を考えて近所に住んでいる親戚や故人の友人を呼びます。

初七日は故人のあの世での行き先が決まる重要な法要ですが、忙しい現代人の事情に合わせて招く相手を絞り込むことが大切です。

また、初七日は重要度が高い法要なので、遺族・親族・故人と親しかった友人・知人など多くの方が参加するのが好ましいです。

ただし、初七日は葬儀と一緒に行う場合、別日で行う場合にしても、参列者側は準備する時間がないため、家族や近い親族だけで行っても問題ありません。

3.初七日は葬儀場などで行う

繰り上げ法要の場合、葬儀と一緒に行うので基本的には葬儀場で初七日の法要を行うのが基本です。ただし、葬儀場が混雑している場合も考えられるので、菩提寺がある方は菩提寺、初七日の参列者が少ない場合は自宅で行うこともあります。

葬儀と初七日を別日で行う場合、どれくらいの方が参列するのかで会場が異なります。例えば、近場の親戚など10人ほどであれば自宅で行っても問題ないでしょう。さらに人数が多い場合は菩提寺や斎場を利用します。

4.服装は喪服

喪服の格式の画像

初七日の服装は基本的に喪服です。初七日に遺族として出席する場合は正式喪服を着用し、参列者側の服装も特に案内がない場合は略礼服などの喪服を着用します。

ただし、身内などで行う場合格式ばった服装ではなく喪服以外でも大丈夫です。ただし、喪服以外の服装で良いといっても、派手な格好はNGです。黒や紺色などの暗めの服装を選ぶようにしましょう。

【遺族側の服装】

1)喪主の服装 【男性】
和装:五つ紋付きの染め抜き黒喪服
洋装:モーニング

【女性】
和装:五つ紋付きの染め抜き黒喪服
洋装:黒無地のワンピースかアンサンブル、女性用のブラックスーツ

2)喪主以外の遺族の服装 【男性】
和装:五つ紋か三つ紋の黒喪服
洋装:正式喪服か礼服のブラックスーツ

【女性】
和装:五つ紋付きの染め抜き黒喪服
洋装:黒無地のワンピースかアンサンブル、女性用のブラックスーツ

3)子どもの服装 中高生:学生服
小学生以下

【男の子】
黒・紺色・ダークグレーのブレザー・パンツ、白いワイシャツ

【女の子】
黒・紺色・ダークグレーのワンピース、白いブラウス

【参列者側の服装】

1)大人の服装 ※基本的に洋装
【男性】
略礼服などのブラックスーツ

【女性】
黒い無地のワンピースやアンサンブル

2)子どもの服装 中高生:学生服
小学生以下
【男の子】
黒・紺色・ダークグレーのブレザー・パンツ、白いワイシャツ

【女の子】
黒・紺色・ダークグレーのワンピース、白いブラウス

※「初七日の服装はこれで安心!大人から子どもまで適切な服装を徹底解説」では、初七日の服装について詳しく紹介しています。あわせてお読みください。

初七日後に行う法要

初七日の後にも法要はあり最短で約1ヶ月後に開催されるため、今後のスケジュールを確認して準備を進めることが大切です。

忌日法要 命日から数えて7日ごとの「忌日」に行う法要。

・初七日
・二七日
・三七日
・四七日
・五七日
・六七日
・七七日=四十九日
※初七日と四十九日は特に重要度が高いため、親族などを招くが、それ以外は自宅で家族のみで供養する。
※関西地方はお逮夜になるため、カウントが1日前になる。

初盆 四十九日以降で初めて迎えるお盆。
一周忌 亡くなってちょうど1年目に行う法事。親族だけでなく故人と親しかった友人・知人を招くことが多い。この一周忌で「喪が明ける」とされている。

四十九日までは「忌中」と呼ばれる期間であり、明けるまでは『お祝い事や華やかな行動』は慎む必要があります。代表的な控えるべき行動は以下の通りです。

・結婚式などの出席
・正月のお祝い

※「忌明けとは?やってはいけない7つの行事~後にやるべき2つの行事」では忌明けまでにやってはいけないことを詳しく紹介しています。あわせてお読みください。

また、前後の法要のスケジュールを把握しておきたい場合は、葬テラスの『法要の日取り計算表』を使ってみてください。亡くなった日を入力するだけで、次の法要が分かります。

まとめ

初七日は命日を含めて7日目に行う法要であり、葬儀が終わってからの期間が非常に短いのが特徴です。

亡くなった日を1日目とすると、2日目に通夜、3日目に葬儀を行うと初七日の準備ができるのは3日ほどしかありません。そのため、基本的には葬儀と一緒に初七日の準備も進めます。

また、葬儀と初七日の間隔が狭いので、同時に行う「繰り上げ法要」を行うケースも多いです。どちらのケースで法要を行うかは、葬儀場や僧侶の都合を確認してから決めると良いでしょう。

大切な方が亡くなってから、通夜・葬儀・初七日の手配などやるべきことが多くあります。実際に気持ちの整理ができてない状態でさまざまな準備をするのはとても大変でしょう。

今回の記事で、初七日の準備をスムーズに行えるようになれば、少し気持ちの面でゆとりができると思います。故人の冥福をお祈りするとともに、あなたにとってこの記事がお役に立てることをお祈りしております。