「49日の法要に花を贈りたいけれど、どんな花を選んでいいのかわからない」とお困りではないですか?
お花は3つの基準をもとに選べば、喜んでもらえるふさわしいものが贈れます。ですがお花を贈るときには、どうやって渡すのかについても、マナーを知っておく必要があります。
そこで今回は、お花を選ぶ3つの基準からオススメのお花、アレンジメント、渡す際のマナーまでのすべてをご紹介します。
記事を参考にしていただければ、49日法要で贈るお花に関して、困ること・悩むことはありません。
故人さまとご遺族さまへ心を込め、礼を尽くして、気持ちを込めたお花を贈ることができるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
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1 49日にお供えする花を選ぶ時の3つの基準
49日には忌明けの区切りで、ご遺族にとって特に大切な法要なので、供える花もふさわしいものを贈る必要がありますが、これから紹介する3基準を守って選べば間違いありません。
- 白を基調に選ぶ
- 奇数で1束を作り「二束で一対」にする
- 相場『5,000円~10,000円』を目安に購入する
1つずつ簡単にご紹介しますね。
(1)白を基調に選ぶ
49日法要で贈る花は、『白色を基調に・差し色は淡い色のお花』でまとめられたものが最も一般的です。
まだご遺族は忌中にありますので、次のような花は避けましょう。
- 華やかすぎ、香りが強すぎる種類(例:バラ、梅)
- 不吉さや縁起の悪さを連想させる色・種類(例:赤・黒色、椿)
- トゲや毒のある種類(例:彼岸花、アザミ)
※忌中とは、故人の命日から49日間のことで、遺族が喪に服している期間を意味します。
(2)奇数で1束を作り「二束で一対」にする
昔からお供えのお花は1束あたり『3本・5本・7本』と奇数にするのが良いとされていて、今では単なる風習ですが、人によってはそれが当然のことと考えている場合もあるので、守っておく方が安心です。
また、祭壇・お仏壇・お墓のどこにお供えする場合も左右の花器に同じように活けることになりますので、『花束二つで一セット(二束一対)』で贈るようにしましょう。
(3)相場『5,000円~10,000円』を目安に購入すること
法事ギフト会社5社の情報から平均を算出したところ、49日法要で贈る花にかける費用相場は、『5,000円~10,000円』であることがわかりました。
高額すぎても気を使わせますし、安すぎると失礼ですので、相場費用内で購入するようにしましょう。
2 オススメの花の種類3選と人気のあるアレンジメント3選
近所の花屋さんに行って相談すれば、法要に合うものを見繕ってくれて楽ですが、自分自身で1本1本選ぶことで、故人とご遺族へより心を尽くすことができます。
3つの基準すべてをクリアしていて、さらに喜んでもらえる人気のあるオススメのお花を3種類と、アレンジメントされた人気のある品を3選ご紹介します。
ご紹介する中から選んでもらえれば、間違いありませんよ。
お花(1)菊
菊は「枯れにくく長持ちする性質」「邪気を払ってくれるという言い伝え」から、お供え花には最も一般的で1番人気です
お花(2)ユリ
ユリは、歩く姿は百合の花という例えからもわかるように「気品ある美しさ」があり、仏壇やお墓に供えると存在感も出るので、非常に人気です。
ユリの花粉は服に付くと落ちにくいので、お供えに選ぶ時は、あらかじめ花粉を取り除いておき、手入れをするご遺族の衣服を汚さないよう配慮しましょう。
お花(3)カーネーション
カーネーションには、「私はあなたを尊敬しています」という花言葉があり、故人を想って贈るにはオススメです。暑い夏にも強いことや、お部屋の中になじみやすい見た目から、人気も高いです。
アレンジメント(1)お供えフラワーアレンジメント
メッセージカードを付けてもらうことができ、新鮮な季節のお花を使って作ってくれるので、見た目にも清潔・控えめで美しいアレンジメントを贈ることができ、大人気です。
生花専門店フラワーギフト花onの『お供えフラワーアレンジメント』は、「白のみ」「白+ピンク」など最大6種類からアレンジメントの色合いを選ぶことができますよ。
アレンジメント(2)選べるお供え花
「画像配信サービス」でどんな花になったのか事前にできあがったアレンジメントを写真に撮ってメールで送ってくれるサービスが人気の理由です。
株式会社グローアップの『選べるお供え花』は、色合いを「白系のみ」「白+パープル系」など計5種類から、アレンジメントのデザインを「和風」「洋風」「和洋ミックス」の3種類から選べます。
アレンジメント(3)旬のおまかせ供花 アレンジメント
サイズも縦横30cmと大きすぎないため、お供えとして飾ってもらう際にご遺族の生活の邪魔になりませんし、お値段もお手頃なので回忌法要でのリピーターさんが多い人気品です。
グリーンインダストリー株式会社の『旬のおまかせ供花 アレンジメント』は、注文する時期に最も長く飾れるお花をユリとミックスし優しく柔らかい印象に仕上げてくれる上、色合いを8種類から選べます。
法要を執り行う施主・ご遺族は日々多忙なため、手入れの必要な生花よりも扱いやすいアレンジメント済みの花器に入った花の方が喜ばれることもあります。
アレンジメントを贈る場合は、花束のように左右に活けたりはしないので、ひとつのみ(一基)を贈って問題ありません。
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3 渡すときに守っておきたい! 3つのマナー
渡す時のマナーにまで気を配る…このように最後まで配慮を忘れないことが、49日法要に招いて頂いたことへの感謝にもなります。
これからお伝えする3つのマナーを守るようにしましょう。
- お渡しするタイミングは?
- 法要を欠席するときには?
- メッセージを添える際には?【例文付き】
(1)お渡しするタイミングと渡し方
お花は、『法要会場に到着したあと・施主に挨拶をする時』に一言、「どうぞお供えください」と添えて、施主に手渡ししましょう。
香典と一緒にお花も渡すのが最も一般的で、儀式の進行に忙しい施主の負担にならない最適なタイミングだからです。
参列者が施主に無断で、勝手に祭壇に供え物を置くのは大変なマナー違反です。
必ず自分で供えるのではなく、施主やご遺族に手渡して供えてもらうようにしましょう。
(2)法要を欠席するときには?
当日に届いてしまうと、忙しい施主・ご遺族の負担になってしまいますので、法要を欠席するときは、『法要の前日に花が会場に到着するように手配』しておきましょう。
またお花・香典と合わせて、参列できないことを詫びるお手紙も一緒に郵送しましょう。
お詫びの手紙の例
この度は四十九日の法要にあたりまして せっかくのお招きにもかかわらず
お伺いする事が叶わず 申し訳ございません心ばかりではございますが お花をお贈りさせていただきます
お供えいただければ幸いです謹んでお悔やみ申し上げますとともに ご遺族の皆様のご健康をお祈り申し上げます
(3)メッセージを添える際には?【例文付き】
メッセージカードを添える際は、次のようなカードに記入して、お花と一緒に渡しましょう。
文章は次のような内容で簡潔に書くようにしましょう。
メッセージカード例文
- 謹んでお悔やみを申し上げますとともに 心からご冥福をお祈りいたします
- 在りし日のお姿を偲び、 心からご冥福をお祈りいたします
- 心ばかりの花を贈らせていただきました
心よりご冥福をお祈り申し上げます
ご遺族の皆様におかれましては お体無理をなさらず お体ご自愛ください
ポイントは、「メッセージカード・封筒は無地のものを選び、色鮮やかなデザインは避ける」「メッセージ文は句読点なしで書く」ことです。
まとめ
49日にお供えする花について、選び方からオススメの種類・アレンジメント商品、渡し方のマナーまで解説しましたので、もう悩むこと・困ることはありません。
お伝えした内容をもとにお花を贈ってもらえれば、49日の故人の旅立ちにふさわしい花で法要に力添えし、ご遺族とともに心から故人の冥福を祈ることができます。
自分で花を選ぶのは自信がないという場合は、花屋さんで「49日の法要に贈るための花をお願いしたい」とオーダーすると、ぴったりのお花を作ってくれますので、利用してみましょう。
この記事が「49日に花を贈りたいけど、どんな花がいいかわからない」と悩むあなたの役に立てば幸いです。