万が一の七回忌でも安心!服装やお布施から実施を決めるポイント全情報

「七回忌ってそもそも実施しなくても良いの?」「家族だけで行ってもOK?」「三回忌までは呼ばれていたけど、七回忌も参加すべき?」というお悩みはありませんか?

法要を重ねるごとに「喪に服す」意味を軽くしていくため、七回忌は一周忌・三回忌よりも開催の重要度は低くなりますが、故人を弔う機会ということもあり最低限のマナーは守る必要があります。

とはいえ、服装、お布施など、具体的に最低限のマナーって言ってもどうしたらいいのか?という疑問もありますよね。

そこで今回は、「七回忌はやった方が良いのか?」という素朴な疑問解決から、どんな服装がいいのか?香典はいくら包めばいいのか?など、最低限おさえておきたいマナーを紹介します。七回忌の開催有無を決めたり、安心して開催・参列できます。

ぜひ最後までお読みください。

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七周忌とは?基本ポイントを解説!

七回忌は亡くなってから6年後に行われる回忌法要です。七回忌を開催するかしないか、参加するべきかしないべきかなど、決定要素の参考にもなりますので、次の3つのポイントを押さえておきましょう。

1)亡くなって6年の節目に行われる法要
2)開催は以後の法要のことを考えて決定する
3)遺族側は略礼服で参加可能

1)亡くなって6年の節目に行われる法要

七周忌とは、故人が亡くなって満6年経った命日に行う法要のことで、命日の1ヶ月前から命日までに行います。三回忌と同様にカウント方法を間違いやすいため、注意しなければ七回忌の日程が過ぎてしまいます。

回忌法要の場合、故人が亡くなった日を1回目の忌日として数えるため、亡くなって2年後に行われるのが三回忌、亡くなってから6年後に行われるのが七回忌です。

もし七回忌がいつなのか不安な方は、葬テラスの『法要の日取り計算表』を使ってみるのがオススメです。この計算表は、命日を入力するだけで今後の法要の日程を表示してくれ、オススメの前倒し日程まで分かるので、日程を決めるときに便利です。

法要日計算はこちら
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2)開催は以後の法要のことを考えて決定する

七回忌は以後の法要や参列者の経済面を考慮し、無理して実施しない場合もあります。

回忌法要は通常、三十三回忌か五十回忌の弔い上げまで行いますが、忙しい現代人にとって何回も法要に足を運ぶのは負担になるため、重要度が低い七回忌以降は自宅で行ったり、家族だけで行うケースも少なくありません。

七回忌を開催するにしても、以後の法要をこじんまり開催したい場合は、七回忌で無理に参列者を増やさない方が良いでしょう。

3)遺族側は略礼服で参加可能

七回忌は遺族側も略礼服で参加するなど最低限のマナーを押さえておけば問題ありません。

これは、法要の回数を重ねるごとに「喪に服す」という意味を軽くし、服装も正式なものから略礼服など格式を下げていくからです。

遺族側の七回忌のポイント

遺族側が七回忌を執り行う場合は、準備などいくつか押さえておきたいポイントがあります。

一周忌・三回忌と異なる点もあるので、何が違うのかチェックすると良いでしょう。ここからは「必須項目」と「準備物」に分けてまとめているので参考にしてください。

【必ずやるべきこと】
・参列者を決める
・日程の決定・開催場所の手配
・僧侶の手配
・会食の手配

【準備物】
・服装は略礼服で可
・お布施の準備
・引き出物の準備

必ずやっておくこと

やるべきことはありますが2ヵ月ほど前から始めておけば、日時が差し迫った際に焦らなくて済みますので今のうちにできることはやっておきましょう。

参列者を決める

七回忌の会場決定のために、まずは参列者を決めましょう。七回忌は招待する人が少なくなるため、先に参列者の人数の目途をつけ、今までと違う会場を手配するかどうかを決めます。

七回忌に三回忌まで招待していた、故人の親しい友人や遠方で暮らしている親戚などを呼ぶかどうか決めましょう。相手の経済的な負担を考えて招待しない傾向があります。

もし遠方や高齢の親戚がいる場合は、こじんまりと七回忌を開催する旨を電話などで伝えると、トラブルを避けられます。

日程の決定・開催場所の手配

七回忌の日程は命日の1ヶ月前から命日まで、会場は自宅で行われることが多いです。招く親族が都合を付けやすいように、命日前の土日に行うことが多く、前倒しは可能なので1ヶ月前から命日までに行います。

他の法要と七回忌の日程が重なる・近い場合は、参列者の負担も考えて一緒に行っても問題ありません。他の人の三回忌と重なる場合は、回忌法要の数字が若い方の命日に合わせて法要を行うことが多いです。

七回忌を自宅で行う場合は、会場の手配をする必要はありませんが、誰が来ても恥ずかしくないよう綺麗に片付けだけはしておきます。

菩提寺で行う場合は、僧侶の空き状況も関係してくるので、少なくとも2ヶ月前までなど早めに連絡をしておきましょう。

僧侶の手配

法要では僧侶の手配も行いますが、親戚を呼ばず家族だけで行う場合は、僧侶なしで供養することもあります。これまでの一周忌や三回忌などと同じように僧侶を手配すれば問題ありません。

菩提寺があれば直接依頼します。もし初めて僧侶を手配する場合はや、事情があって菩提寺に依頼しにくい場合は「僧侶手配サービス」を利用するとスムーズです。

葬テラスの僧侶手配サービスであれば、全宗派に対応しており、お布施が一律です。また、菩提寺に入る必要なく、その他にも気を遣わなくて済むため、スムーズに法要を行えるでしょう。

会食の手配

七回忌の日程や会場を決めたタイミングで会食の手配も済ませておきましょう。七回忌でも招待する親族が多い場合は、一周忌や三回忌と同様に、2ヶ月前までに法要に対応したレストラン・料亭などを予約をします。

参加する親族が少ない場合であれば、予約は取りやすくなりますが少なくとも1ヶ月前までに連絡します。また、規模が小さく済ませる場合は、お寺や自宅に仕出し弁当を手配することも可能です。

七回忌の場合、仕出し弁当の相場も低くなり3,000円~5,000円程度になります。

家族のみ、親しい親戚のみで七回忌を行う場合は、会食という形式を取らないケースも増えています。自宅で料理を作る場合は、伊勢海老や鯛などお祝いで使われる食材を避ける必要があります。

【仕出し弁当】
仕出し弁当サンプル「松花堂円山《くるめし弁当》」
画像引用元:「博多の老舗仕出し料理専門店やまき

参列者へ連絡

七回忌以降は参列者が減るので、案内状ではなく電話で連絡しても問題ありません。招待する親族の人数が多い場合は案内状にし、少なくとも法要の1ヶ月前までに送りましょう。

案内状の例文は以下の通りです。

【案内状サンプル】(基本的に縦書きで、句読点は使いません)

・頭語+季節の挨拶
例)拝啓 〇〇の候 皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしのことと存じます

・法要の案内
例)このたび 左記日程にて亡父 〇〇〇〇(故人のフルネーム)の七回忌法要を営むこととなりました

・法要出席のお願い+結語
例)つきましてはご多忙中誠に恐縮ではございますが ぜひともご臨席賜りたく ご案内申し上げます

 敬具

・法要の日程・場所・連絡先

・返信の依頼・返信期限
例)お手数ですが 〇月〇日までに同封のはがきにて出席の有無をご一報いただきますよう お願い申し上げます

・施主氏名

遺族側の準備物

七回忌の手配が済んだら、法要当日に必要なものの準備をします。

当日までに用意すれば問題ありませんが、手配に時間がかかることもあるので余裕を持って準備するのが大切です。

服装は略礼服で可

通常の法要では喪服(正式喪服)を着るのが一般的ですが、七回忌では服装も簡略化していくため、服装は略礼服を着用します。

略礼服を用意できない場合は、レンタルを利用するというのもオススメです。レンタルであれば必要なモノ(数珠、靴、靴下など)もそろって貸してくれるので準備が楽になるでしょう。

【数珠】

お布施の準備

法要で僧侶に依頼するときは、読経料や御膳料などを包みます。お布施は奉書紙に包むか、「御布施」と記載している封筒に入れて渡します。

【お布施の相場】
・読経料:30,000円~50,000円程
・御車料:5,000円~10,000円程

(僧侶を迎えに行く場合は不要。)
・御膳料:5,000円~10,000円程

(僧侶が会食に参加しない場合に渡す。参加する場合は不要。)

【奉書紙】
【封筒】

僧侶に渡すときは丸いお盆にのせて渡すのがマナーです。

引き出物の準備

参列者の引き出物のお返しとして用意します。引き出物の相場は相場は2,000円~5,000円前後であり、実用的なタオルなどの日用品や日持ちする食品が選ばれることが多いです。

菓子を用意する場合は開催する季節に合わせる傾向があります。例えば、夏であれば涼しさを感じるゼリーなどが喜ばれるでしょう。

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参列者側が押さえておきたい七回忌のマナー

親族であれば、七回忌は招待されて参列する機会も多いでしょう。参列する場合は、最低限の押さえておきたいマナーなどのポイントがあるのでまとめました。

【必ずやるべきこと】
・出欠の連絡は必ず済ませる
・服装は略礼服・黒のスーツ

【準備物】
・故人との関係性に適した香典を用意する
・お供え物を準備する

必ずやっておくこと

参列者側が必ずやっておくべきことは、遺族側の準備に影響を与えることを意識しましょう。

出欠の連絡は必ず済ませる

七回忌の連絡は電話で来るケースが多いですが、案内状が送られてくることもあります。届いたら返信期限までに必ず返信するようにしましょう。

服装は略礼服・黒のスーツ

七回忌の場合は、参列者側も略礼服を着用します。もし略礼服が用意できない場合は、黒のスーツでも問題ありません。

【数珠】

参列者側の準備物

参列者側で用意するものは「香典」と「お供え物」です。ここからは詳しく紹介するので参考にしてみてください。

故人との関係性に適した香典を用意する

参列者は香典を用意しますが、その金額は故人との関係性・会食の有無によっても変わるので注意しましょう。

一周忌の香典の目安は以下の通りです。

祖父母・親・兄弟姉妹・親戚 会食なし:10,000円~
会食あり:10,000~30,000円
職場関係・知人・友人 会食なし:5,000円~
会食あり:10,000円

七回忌では「御仏前(御沸前)」と書かれた香典袋を使い、表の下半分に包んだ方の名前を記載します。また、香典袋はそのまま持ち運ぶのではなく「袱紗(ふくさ)」に包むのがマナーです。弔事では寒色系の袱紗を使います。

【香典袋】
【袱紗】

お供え物を準備する

七回忌では、お供え物として生花、果物や缶詰の盛物、ロウソクや線香、日持ちするお菓子類などを贈ります。お供え物の相場は故人との関係性によって変わり、3,000円~10,000円前後が一般的です。

基本的には故人と血縁関係がある親戚は5,000円~10,000円程度になり、故人・故人の遺族と親しい間柄であるほど、「負担を軽くしたい」という配慮で相場が高くなる傾向があります。

故人の友人として招待された場合は、遺族側と密接な繋がりを持つと考えにくいため、相場は低くなり、3,000円~5,000円程度になります。

お供え物には、のし紙(蓮柄なし)を用意し、水引下部中央にお供え物をする人の名前を縦書きフルネームで入れます。

【お供え物例(線香)】
【のし紙】

七回忌当日の流れ

七回忌当日の流れは次の通りです。

(1)出迎え・僧侶入場・開式 開式の30分前~15分前に参列者が集まる。僧侶が到着したら挨拶を済ませ、施主が開式の挨拶を行う。
参列者は受付時に香典を渡し、自宅などで受付がない場合は開始前に仏前に供える。
(2)法要開始 ・僧侶の読経
・お焼香
・法話
(3)会食 参列者と一緒に食事をする。
※僧侶が参加しない場合は御膳料を包む。
(4)引き出物のお渡しとお見送り 参列者に引き出物を渡して見送る。当日渡せない場合は、法要から1ヶ月以内に送るのが一般的。
(5)お礼状の送付 七回忌法要の後日、参列者へお礼状を送る。

家族のみなど内輪で七回忌を行った場合には、お礼状は必要ありません。七回忌では三回忌に参列した方が参列しないこともあり、お供え物だけ贈ってもらえるケースがあります。

この場合は、お礼状を贈るタイミングでお礼の品(引き出物)と一緒に贈ると良いでしょう。

法要の開始は施主の挨拶で始まりますが、挨拶の例文は以下の通りです。

【法要開始】
「本日は亡き〇〇の七回忌の法要にお越しいただきありがとうございます。それではこれより7回忌法要を始めさせていただきます」

【会食開始】
「本日はご多忙中のところ、亡き〇〇の七回忌にお越しいただきましてありがとうございました。おかげさまで無事に営むことができました。

ささやかではございますが、食事の席を設けさせていただきました。短い時間ではございますが、お寛ぎいただければと思います。」

【会食後】
「名残惜しいところではございますが、そろそろお開きとさせていただきたいと思います。今後も変わらぬご指導、お付き合いをよろしくお願いいたします。お気をつけてお帰り下さい。」

七回忌以降にある法要

七回忌の後にも法要はあり、次の法要まで期間が空くので今後のスケジュールを確認する意味でも、どのような法要があるのか把握しておくのがオススメです。

七回忌 満6年目に行う法事。一般的には遺族や親族だけで実施することが多い。
十三回忌 満12年目に行う法事。遺族のみで実施することが多く、法要自体が省略されることもある。
十七回忌 満16年目に行う法事。遺族のみで実施することが多く、法要自体が省略されることもある。
二十三回忌 満22年目に行う法事。遺族のみで実施することが多く、法要自体が省略されることもある。

まとめ

七回忌は故人が亡くなってから6年後に行う法要であり、一周忌や三回忌と比べると重要度が低い法要です。そのため、参列者の人数は少なくなり、家族などで行うことも増え、開催しないケースもあります。

規模を縮小する場合でも、法要の準備には2ヶ月ほど時間がかかるため、前持って必要なものを押さえておくと良いでしょう。もし招待された場合は、服装や当日必要なものを忘れずに用意することが大切です。

七回忌について必要なものを押さえて、滞りなく一周忌を行いましょう。

遺族側・参列者側に分けてチェックリストを使って、事前に必要なものを確認してみてください。

【遺族側】

(1)参列者を決める はい・いいえ
(2)日程を決める はい・いいえ
(3)開催場所を手配する はい・いいえ
(4)僧侶を手配する はい・いいえ
(5)会食を手配する はい・いいえ
(6)服装(略礼服)を用意する はい・いいえ
(7)お布施を準備する はい・いいえ
(8)引き出物を準備する はい・いいえ

【参列者側】

(1)出欠の連絡をする はい・いいえ
(2)服装(略礼服・黒のスーツ)を用意する はい・いいえ
(3)香典を用意する はい・いいえ
(4)お供え物を準備する はい・いいえ