三回忌はいつ行う?準備に必要なことから当日の流れまで紹介!

法要にはさまざまな種類がありますが、「三回忌」は重視されることが多いです。しかし、「三回忌」という名前から実施されるタイミングのイメージと、実際の実施日に違いがあるので混乱してしまうことも少なくありません。

三回忌は故人が亡くなってから2年目に行う法要なので、間違えないようにしましょう。基本的に三回忌まではどの宗派も実施するので、覚え方・数え方を覚えておいて損はありません。ただし、宗派によって回忌の実施回数は異なるので、事前に調べておくのがおすすめです。

そこで今回の記事では、「三回忌をいつ行えば良いのか?」という基本的な情報から、日程の決め方や準備の流れといった重要なポイントもあわせて紹介しました。今後は迷わずにスケジュールを立てられるようになります。ぜひ最後までお読みください。

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三回忌は亡くなってから2年後に行う

三回忌は「亡くなってから2年後に行う法要」です。「三回忌」という名前なので3年後と勘違いしてしまうケースが多いので注意しましょう。三回忌の意味や由来を知ると、いつのタイミングが分かりやすくなるので、押さえておくのがおすすめです。

なぜ2年後なのか?

法要の数え方は、その名称によってカウント方法が異なります。実際に、「一周忌」は1年目に行うため、三回忌も3年目と勘違いしてしまう方が多いのです。ここで重要なのが「周」と「回」の違いです。

「周」は「一周忌のみ」使い、それ以降は全て「回」を使います。これは法要の年数を「数え」でカウントするからです。つまり、亡くなった日を「1回」と数えるため、翌年は一周回った「一周忌」、2年目は3回目になるので「三回忌」になるのです。

いつが三回忌か今すぐ確認する方法

カウントする方法を知っていても、三回忌がいつなのか不安になることも多いです。そのような場合は、法要の日程を自動計算してくれるツールを使うと良いでしょう。葬テラスでは『法要の日取り計算表』というツールがあるので利用するのがおすすめです。

法要日計算はこちら
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『法要の日取り計算表』をご利用いただくことで、「初めてだからいつ三回忌なのかわからない…。」とお困りの方でも、亡くなった日を入力するだけで、次の法要が分かります。

例えば、2020年6月1日と入力すると以下のように法要の日程が一覧で確認できるので、是非活用してみてください。

法要の日取り計算表

法要名 法要年月
命日 2020年06月01日(月)
七七日(四十九)日 2020年07月19日(日)
新盆 2020年08月15日(土)
一周忌 2021年06月01日(火)
三回忌 2022年06月01日(水)
七回忌 2026年06月01日(月)

三回忌を行うときの5つのポイント

三回忌は故人を供養する大きな法要です。これから紹介する5つのポイントを押さえておくだけで、まったくの初心者でも滞りなく三回忌をとりはからうことが可能です。三回忌で押さえておきたいポイントは以下の5つです。

1.三回忌は原則実施するのが望ましい
2.命日に近い日程で行う
3.「1ヶ月前まで」には案内状を送る
4.三回忌を行う場所
5.服装は喪服

1.三回忌は原則実施するのが望ましい

三回忌はさまざまな法事の中でも重要度が高いとされているため、原則としては特別な事情がない限り実施するのが望ましいです。

しかし、最近では法事を行う経済的・精神的な負担を考えて三回忌以降の法事を省略するケースが増えてきています。そのため、「必ず行わなければならない」というものではありません。

特に法事などの伝統を重んじる家庭・地域の場合は、三回忌を実施しないと親族間の関係がこじれることもあり、トラブルに発展することもあるので注意しましょう。

2.命日に近い日程で行う

三回忌の法要は「命日の前後1ヶ月以内」に行うのが一般的です。
※命日後に行っても問題ありません。

例えば、2019年6月1日が命日であれば、2021年6月1日(火)が三回忌になります。
※上記のケースのように三回忌の当日が平日の場合は、5月29日・30日など土日にスケジュールを組むと良いでしょう。

また、お坊さんの予約が取れない可能性もあるので、7日前ほどの余裕を持つのがおすすめです。スケジュールを立てるときは『法要の日取り計算表』を利用すると、7日前までのスケジュールを表示してくれます。ぜひご活用ください。

法要日計算はこちら
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3.「1ヶ月前まで」には案内状を送る

三回忌の日程が決まったら、できるだけ早く1ヶ月前までを目安に案内状を送るようにします。招かれる方にもスケジュールがあるので、早めに案内状を送った方が日程調整をしやすくなるでしょう。

招く方の人数によって会食の手配なども変わってくるので、なるべく早くアクションを起こすのがおすすめです。

【三回忌の案内状を送るポイント】
三回忌に招く人 親族・故人と親しかった友人
注意点 家族だけで行う場合は、親族や友人・知人にその旨を事前に連絡する
送るタイミング 三回忌当日の1ヶ月前までに送る

家族だけで行う場合、故人と仲が良かった方から連絡が来るケースもあるので、「家族のみで三回忌を行う理由」を答えられるようにすることが大切です。

4.三回忌を行う場所

三回忌を行う場所は規模や参列者数によって異なります。

親族・家族のみ 自宅、菩提寺など
大人数 斎場、ホテルなど

会場となる施設の大きさによって、費用も変わってくるので、どれくらいの方を招くのか家族とよく話し合って決めることが大切です。斎場やホテルで三回忌を行った場合の会場費の相場は次の通りです。

~10名 50,000円程度
~20名 70,000円程度
~30名 90,000円程度
~50名 150,000円程度

※上記費用相場は、4社(仲介業者1社、大手葬儀会社3社)を調査し算出しております。

5.服装は喪服

三回忌のときの服装は基本的に「喪服」です。三回忌に遺族として出席する場合は、正式喪服を着用します。出席者側の服装も特に案内がない場合は喪服を着用するのがマナーです。

喪服を持っていない、という方は事前に用意しておきましょう。

ただし、案内状に「平服でお越しください」という案内が記載されているケースも多いです。この場合でも、基本的には略礼服を着るようにしましょう。

※平服は「正式な服装でなくても良い」という意味ですが、ラフな格好と勘違いされやすいので注意が必要です。略礼服以外だと男性は黒のスーツを、女性は準礼服、黒や紺など地味な色のワンピースなどを着用します。

ポイントのまとめ

最後にポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

実施するかどうか 実施しないケースも増えているが、特別な事情がない限り原則実施する。
日程 命日・命日よりも少し前。命日前の土日に行うのがおすすめ。
案内状の送付 三回忌の1ヶ月前までには送っておく。
場所 斎場・ホテル・菩提寺・自宅
服装

基本喪服
・遺族:正式喪服
・参列者:略礼服

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三回忌に必要な5つの準備

三回忌を適切な段取りで準備をするためにも、必要な準備する内容をまとめているので参考にしてください。

1.日程と会場の決定(2ヶ月前)
2.僧侶の手配(2ヶ月前)
3.会食の準備(2ヶ月前)
4.参列者へ案内状を送付(1ヶ月前まで)
5.引き出物・お供え物・お布施の準備(当日まで)

三回忌は会場を押さえたり、案内状を送ったりなど準備することが多くあるため、時間に余裕を持ち2~3ヶ月ほど準備期間を設けると安心です。

1.日程と会場の決定(2ヶ月前)

まずは、三回忌の日程と会場を決めます。

命日にもよりますが、基本的には年末年始などの繁忙期は避けるようにしましょう。三回忌の2ヶ月前までに、命日の1ヵ月前~命日当日のどこかで日程を決めます。また、平日だと参加しにくいので、土日など休日に行うのが一般的です。

会場を決めるときは、基本的には自宅近くの斎場を利用します。会場に種類は法要の規模や参列者数を参考にしましょう。一周忌の場合は、葬儀に参列した方を招くことが多いので、三回忌で招く方の人数を考えるときに役立ちます。

2.僧侶の手配(2ヶ月前)

三回忌の日程と会場が決まった後は、僧侶の手配をします。

お布施の相場 ・読経料:30,000~50,000円程
・御車料:5,000円~10,000円程

菩提寺がある場合は、菩提寺に依頼しますが、法要の僧侶を手配したことがない、事情があって菩提寺に依頼したくないという方、お布施で気遣いをしたくないという方は、「僧侶手配サービス」を利用するのもおすすめです。

葬テラスの僧侶手配サービスであれば、全宗派に対応しており、全国対応、年中無休で利用できます。僧侶に直接会って話ができるため安心して利用できます。ぜひご利用ください。

3.会食の準備(2ヶ月前)

三回忌では会食の準備も必要です。法要に対応している飲食店を利用するケースもありますが、基本的には斎場と提携している業者に依頼することが多いです。

斎場と連携している業者を利用すれば、設営などを任せることができますが、自宅や寺で実施する場合は会場設営などを自分たちで行ったり、運び込むタイミングなどの打ち合わせを行ったりする必要があります。

利用する業者によって手間が変わるので、事前に調べておくと良いでしょう。

会食業者を選ぶときのポイント
「法事の会食に対応しているか」を確認しましょう。「法要 会食」と検索すると、対応している業者がヒットします。法要から会食まで一貫している施設もあるので、手間を省きたい場合におすすめです。

4.参列者へ案内状を送付(1ヶ月前まで)

法事の全体スケジュールが固まったら、三回忌に招く参列者に案内状を送ります。

基本的には出欠を確認できるように往復はがきを利用します。また、親族だけで行う場合など、親しい方のみで行う場合は案内状ではなく電話で連絡しても構いません。

スケジュールには余裕を持ち、1ヶ月前までには少なくとも送るようにしましょう。

5.引き出物・お布施の準備(当日まで)

三回忌を取り仕切る場合、引き出物やお布施など当日に必要なものを準備します。

引き出物 参列者への香典のお返しとして用意する。
相場は2,000円~5,000円前後。実用的なタオルなどの日用品が選ばれることが多い。

お布施の相場 施主が僧侶に渡す読経料や御膳料などを包んだものを用意します。

・読経料:30,000~50,000円程
・御車料:5,000円~10,000円程

お布施は丸いお盆にのせて渡すので、お盆も用意しておきましょう。

三回忌当日の流れ

三回忌当日の流れは次の通りです。

(1)朝の準備 お仏壇にお供えする。
(2)出迎え・僧侶入場 招待者・お坊さんを出迎える。
※このタイミングでお坊さんに挨拶し、お布施を渡す。
(3)法要開始 ・お坊さんの読経
・お焼香
・法話
(5)会食 参列者と一緒に食事をする。
※お坊さんが参加しない場合は御膳料を包む。
(6)引き出物のお渡しとお見送り 参列者に引き出物を渡して見送る。
お礼状の送付 三回忌の後日、参列者へお礼状を送る。

会食が始まる前に施主が挨拶を行うのが一般的です。「三回忌法要の全てがわかる!施主の為のマナー・準備の進め方完全ガイド」では三回忌当日の流れを詳しく書いておりますので、当日の流れについてもっと理解が深まります。合わせてお読みください。

三回忌の前後に行う法要

三回忌前後にも法要はいくつかあります。しっかりと法要を取り仕切るためにも、前後の法要を押さえておくのがおすすめです。

四十九日 亡くなってから49日目の法要。主に葬儀に参加した方を招くことが多い。
一周忌 亡くなってちょうど1年目に行う法事。親族だけでなく故人と親しかった友人・知人を招くことが多い。この一周忌で「喪が明ける」とされている。
三回忌 2回目の命日に行う法事。親族以外にも故人の友人・知人を招くことが多いとされている。
七回忌 満6年目に行う法事。一般的には遺族や親族だけで実施することが多い。

三回忌の後は七回忌になりますが、ここから親族だけで行われることが多くなります。また、宗派によっても違いが出るところなので違いを確認していくと良いでしょう。

天台宗 初七日~三十三回忌
真言宗 初七日~三十三回忌
※地域によっては百回忌まで行うことがある
曹洞宗 一周忌~五十回忌
臨済宗 初七日~三十三回忌
※地域によっては百回忌まで行うことがある
浄土宗 初七日~三十三回忌
※地域によっては百回忌まで行うことがある
浄土真宗本願寺派 一周忌~五十回忌
真宗大谷派 一周忌~五十回忌
※地域によっては百回忌まで行うことがある
日蓮宗 初七日~三十三回忌
※地域によっては百回忌まで行うことがある

まとめ

三回忌は故人が亡くなってから2年目に行う法要です。現在では、精神的・経済的な負担を考慮し、家族と話し合って三回忌を行わないケースもありますが、重要視している方も多いので特別な事情がない限り実施するようにしましょう。

三回忌の準備には2~3ヶ月ほどかかるので、三回忌の日程を把握して準備するのがおすすめです。

2ヶ月前まで ・日程を決める
・会場を決め予約する
・参列者を決める
・僧侶を手配する
・会食を準備する
1ヶ月前まで ・参列者に案内状を送る
当日まで ・お仏壇のお供え
・引き出物・お布施の準備