こんにちは、もくれんです。東京オリンピックが終わりましたね。
オリンピックの為に努力を重ねてきたアスリートには、精一杯のエールを送りたいです。が、開催までに賛否もありました。

オリンピックといえば、4年に1度のお祭りです。
さて、今回は皆さんが大好きなお祭りのお話。昔より、夏にはお祭りが多いですよね。
夏祭り、盆踊り、花火大会、色々なお祭りがあります。

今年も開催中止、という所は多いと思いますが、人が賑わい、楽しいことが盛りだくさんです。
私は、屋台のたこ焼きが大好きです。お祭りで食べると、美味しさも違いますよね♪

お祭りには、それぞれにもちろん由来があります。

まずは、夏祭りの解説から。夏休みが始まった頃に、全国各地で行われます。
京都の「祇園祭」、青森の「ねぶた祭」が代表的でしょうか。

「祭」という字は、「月+又+示」という3つの文字が組み合わさってます。
「月(にくづき)」は「肉」という字が変形したものです。
「又」は、「取」「受」にも使われ、手を意味します。「示」は、神に生け贄を供える台を表します。

これが合わさると、「肉を供える台に乗せて、神に捧げる」という意味を表しているのです。
神に供物を捧げて祈る、儀礼や儀式のことですね。

順調に育っている作物が、台風や害虫によって被害が出ないように神様に祈るのが、夏祭りの始まりです。祇園祭は、夏場になると京都で疫病が蔓延する為、疫病退散を祈り、八坂神社で鉾を建てて、街中を走ります。

次に、盆踊りの解説。徳島の「阿波踊り」が有名ですね。

盆踊りは、「念仏踊り」という、自分自身で念仏を唱えながら踊る民族芸能から来ていて、のちにお盆の行事と合わさって、盆踊りが完成したと言われています。お盆で帰ってきた先祖の霊を迎え、供養するための踊りなのです。
本来であれば、8月14日か15日ぐらいに行われ、のちに御霊(みたま)送りをする地域が多かったと思います。
各市町村が行う盆踊り大会も、その時期が始まりかと思います。

今では、お盆の時期は役所関係の業務は行われず、前倒しになっている地域がほとんどじゃないでしょうか。

最後に、花火大会の解説。これもお盆が由来で、花火には、慰霊の意味がこめられています。迎え火、送り火の一種ともされており、ご先祖様の霊を迎える意図があった様です。大阪のPL教団という団体がお盆の時期に行うPL花火大会は、1年間に亡くなられた初盆の霊の数だけ花火が上がるようです。遠くで見ているだけでは、綺麗だなーと感じるわけですが、花火を打ち上げている側には鎮魂の想いがあるのです。

あなたの地域で行われているお祭りも、どんな由来があるのか?調べてみると面白いかも知れません。

現在、全国各地でのお祭りは規模を縮小したり、中止したりと、イベント開催が難しい時期でもありますが、来年こそは、お祭りでもワイワイと楽しんで頂けることを願っております。

お盆休み