法事で包むお布施の相場がわかる!料金から渡し方まで徹底解説

「今度、法事があるけれど、お布施ってどれくらいの金額が相場なんだろう?」

お布施には、金額の決まりがありませんし、お坊さんには聞きにくいですよね。仮に聞けたとしても、「お気持ちで大丈夫ですよ」なんて、答えにならない解答に、余計に悩んでしまいます。

本記事では、そんなお布施の『相場』について、法事というシチュエーションをメインにご紹介します。お困りの場合は、お包みする金額の参考にしてみてくださいね。

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1 法事でお渡しするお布施の金額相場

法事でお渡しするお布施の金額相場

法事とは、ご遺族が故人に対して冥福を祈り、お坊さんにお経をあげてもらう『追善供養(ついぜんくよう)』と、その後にご遺族とお坊さんとで故人の冥福を祈り一緒に『お斎(おとき)』と呼ばれる会食まで行うことを意味します。

そのため、お坊さんにお渡しするお布施には、次の3つがあります。

1-1 読経料(どっきょうりょう)

読経料 【読経料(どっきょうりょう)】

相場:10,000円~50,000円程
※詳しくは後程、表で説明します

お経をあげて頂くことへの感謝やお礼の気持ちとして包むお金です。

 

1-2 御車料(おくるまりょう)

御車料 【御車料(おくるまりょう)】

相場:5,000円~10,000円程

出向いて頂いたことへの感謝と交通費として包むお金です。

1-3 御膳料(おぜんりょう)

お膳料 【御膳料(おぜんりょう)】

相場:5,000円~10,000円程

通常、法事では法要(読経)あとに、会食の席を設けるが、その会食にお坊さんが参加されない場合、宴席代わりの食事代として包むお金です。

読経料のお布施の相場については次の一覧表で詳しく解説します。

忌日法要・年忌法要・定期法要の相場一覧表

お布施の相場一覧表
一般相場
(御車料や御膳料などは別途必要)
僧侶派遣サービス相場
(御車料や御膳料などは不要)
宗派指定なしの場合 宗派指定ありの場合
忌日法要 初七日忌 30,000-50,000円 50,000円 55,000円
五七日忌
七七日忌(四十九日)
七七日忌(四十九日)の卒塔婆料※1 3,000-10,000円 手配してもらった僧侶に要確認
納骨法要※2 10,000-50,000円 50,000円 55,000円
入魂式(御入佛式)の費用※3
年忌法要 一周忌 30,000-50,000円 50,000円 55,000円
三回忌 10,000-50,000円
七回忌
十三回忌
三十三回忌※4
年忌法要での卒塔婆料 2,000-10,000円 手配してもらった僧侶に要確認
定期法要 初盆 30,000-50,000円 50,000円 55,000円
お盆 5,000-10,000円
お彼岸(合同法要) 3,000-10,000円 合同法要対応はなし
お彼岸(個別法要) 30,000-50,000円 50,000円 55,000円
※1:浄土真宗以外(浄土真宗は卒塔婆を用いない)
※2:納骨のタイミングは、四十九日の忌明けや一周忌の節目に行われることが多いが、時期の規定はない
※3:今までお墓がなく、新しくお墓をたてた時の納骨前のお墓への読経
浄土真宗以外の宗派では、御入魂(にゅうこん)、浄土真宗では御入佛(にゅうぶつ)という
※一般的にお布施の相場は宗派に関係なくほぼ同額です。
僧侶派遣サービスでは、宗派指定がある場合、登録僧侶の中から宗派と希望日時で対応できる僧侶を探す必要があるため、指定有のほうがやや高い設定となっています。

葬テラスでのお布施料金一覧は「お布施料金一覧」からご覧ください。

2 お布施の包み方と渡し方

お布施をお坊さんにお渡しする際にも、マナーがありますので、失礼に当たらないように気をつける必要があります

気をつけたいのは次の2点です。

  • お布施の包み方
  • お布施を渡すタイミングと渡し方

2-1 お布施の包み方

お布施の包み方

・表書きとお札の入れ方

  • 表書きは、「御布施、御車料、御膳料、卒塔婆料、入魂御礼、入仏法要御布施」とそれぞれの封筒に記入します。
  • お渡しする金品ごとに別の封筒を使うのがマナーです。
  • 水引は不要です。
    ※水引とは、祝儀や不祝儀の封筒に付けられる飾り紐のことです
  • お札は、肖像画が封筒の上側になるようにして入れましょう。

2-2 お布施を渡すタイミングと渡し方

お布施を渡すタイミングと渡し方

・感謝をお伝えできるタイミング

しっかりと感謝をお伝えできるタイミングでお渡ししましょう。お布施は、読経料・御車料・御膳料、すべて同じタイミングでお渡しして下さい。

・盆にのせて渡しましょう

切手盆があれば、盆にのせて、お布施の文言がお坊さん側から正しく読めるように差し出します。

切手盆が無い場合は、袱紗(ふくさ)でお布施を包み、お坊さんに渡す際に、袱紗を切手盆代わりにして、袱紗の上にお布施を置き、差し出します。

お渡しする際は、「本日は、ありがとうございました。おことづけして申し訳ありませんが、お納め下さい。」と感謝の気持ちを込め、一言添えて渡します。

手渡しは絶対NGです!

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定額のお布施

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まとめ

いかがでしたでしょうか?お布施の相場価格を『忌日法要』『年忌法要』『定期法要』、そして法事に付随する『卒塔婆料』や、お布施とセットになる『御車料』『御膳料』と解説しました。

檀家(だんか)に入られている場合は、どれくらいのお付き合いがあるかや、菩提寺(ぼだいじ)ごとに、ある程度料金が決まっていることもあります。
逆に、もし檀家に入っていないなら、僧侶派遣サービスは、不明点にもフリーダイヤルで相談に乗ってもらえ、御車料や御膳料などもかかってこないので、料金的な負担も少なく、おすすめです。

故人を偲び、冥福をお祈りする、法事。お経をあげていただくお坊さんにも失礼なく、故人へ心からの供養ができるよう、本記事が役立つことを願っています。