流産や中絶、死産を経験して、水子供養についてずっと考えている…水子のためにできる供養が知りたい…そんな風にあなたも悩まれていませんか?

なかなか周りには気持ちを理解してもらい難いことなので、お一人で悩まれ続けているかもしれませんね

ですがあまりに思い詰めてしまうと、体を壊してしまいますし、あなたが悲しい気持ちでい続けることは水子の供養のためにもいいことではありません。

水子供養は生まれてこられなかったお子さんを極楽浄土へ導いてあげられる儀式です。

自分で、もしくはお坊さんによる供養をしてあげることで、抱きしめられなかったお子さんに深い愛情や感謝、あなたの心からの想いを届けることができます。

記事では人では相談しにくい水子供養に関する知識をわかりやすくお伝えしていますので、これまで抱えていた「供養してあげたい」という気持ちをすぐにでも叶えることができます。

ぜひ最後までお読みいただき、水子のため、そしてあなたのために、水子供養をしてあげてください。

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1 水子供養とは

水子供養とは、さまざまな事情から流産や中絶・死産となってこの世に生まれることなく天に召されたお子さんや、若くして亡くなったお子さんのために行う供養を意味します。

水子とは?

水子とは、流産・中絶・死産した子ども~突然の事故や病気で若くして亡くなってしまった子どものことをさします。
以前は12歳以下で亡くなったすべての子どもをさしていましたが、現在は出生していない子どもを意味します。

この世に生を受ける前に亡くなった、お葬式や埋葬のできていない流産・中絶・死産した子どもに対して行われるのが一般的です。

1-1 水子供養はした方がいいのか?

水子供養は、ご自身の「気持ち」ですべきかどうか決めるもので、しないからといって、水子に祟られるようなことは決してない、とどんなお坊さんも言われます。

水子供養をするか悩まれる多くの方が、「生きて産んであげられなかったので怒っているのでは?」「自分を責めているのでは?」と苦しんでいて、その原因の一端に、

  • 生まれてきていないので、周囲の理解を得られにくい
  • お葬式もないので自分の中で気持ちの整理や区切りがつかない

という点があります。

罪悪感は、水子にとってもご自身にとってもつらいことですから、水子に「産んであげられなくてごめんね、をちゃんと伝えたい。愛している気持ちを届けたい。」と思われれば、水子供養をしてあげるといいでしょう。

お坊さんも、供養をすることは善行ではあっても悪いことには決してならないといわれています。

1-1-1 水子供養を行うタイミング

流産・死産・中絶を経験し、「今もずっと産んであげられなかったことを悔いている」気持ちがあるなら、その気持ちがある時こそ、水子供養を行うべきタイミングです。

反対に、水子に対してすっぱりと気持ちの整理ができていて、水子のことで落ち込んだりふさぎ込んだり気に病んだりしていないなら、水子供養はしなくてもよいでしょう。

1-2 水子供養の方法

水子供養の方法には様々な形がありますが、どんな形でも、水子のことを「忘れていない」「いつも感謝している」気持ちを伝えるものです。

1-2-1 寺院に依頼する

寺院に依頼することで、仏様につかえるお坊さんに読経をしてもらい、あなたの思いや供養の気持ちを水子に届けることが可能です。

1-2-2 自分でやる

水子供養で最も重要なのは自分自身が供養に納得できること」なので、自分なりに供養をすることもできます。

方法はどうあれ自分の心からの供養の気持ちで水子にちゃんと気持ちが届く、とご自身が感じられるなら、自分流の供養でも十分です。

1-3 水子供養にかかる費用相場

水子供養にかかる費用は、どういった供養の形をとるかで大きく異なりますので、次の表を参考にしてみてください。

供養方法と費用 供養の内容
方法:読経供養
費用:23万円前後
  1. お寺に行く(もしくは僧侶に自宅に来てもらう)
  2. 水子のために読経してもらう
方法:永代供養
費用:5万円前後
  1. 水子に戒名を授かる
  2. 水子に位牌をつくる
  3. 読経してもらう
  4. その後は寺院に安置してもらい定期的に供養してもらう
    ※お参りに行くことも可能

 

方法:戒名供養
費用:34万円前後
  1. 水子に戒名を授かる
  2. 水子のために読経してもらう
方法:写経供養
費用:12万円
  1. お寺(もしくは自宅で)水子のためを思って写経する
  2. 写経をお寺に納める
方法:写仏供養
費用:千円~1万円
  • 自宅で写仏(仏様を書き写す)する
  • 寺院に足を運んで写仏し、写仏したものをお寺に納める
方法:つちぼとけ供養
費用:5千円前後
  1. 寺院に足を運んで土をひねって仏さまを作る
  2. お寺の窯で焼き上げる
  3. 出来上がったつちぼとけを持ち帰り水子のために手を合わせて祈る
方法:水子供養地蔵尊を参拝供養
費用:お気持ち
5千円~3万円程のお布施を納めるのが一般的)
  1. 寺院に足を運び手や口を清める
  2. 慈悲の地蔵菩薩である水子供養地蔵尊が境内に安置されているので手を合わせる
  3. 水子を極楽浄土へお導き頂くよう祈る
方法:石仏地蔵の奉安
費用:10万~30万円
  1. 寺院へ行き、水子供養のために地蔵を奉安(境内に安置すること)したいとお願いする
  2. 寺院側が石仏地蔵を用意してくれ、安置してくれる
  3. 定期的に手を合わせに行く
方法:エコー写真供養
費用:1枚あたり千円程
  1. 寺院にエコー写真を持っていく(もしくは自宅に僧侶が来た際にエコー写真を渡す
  2. 寺院で供養してもらう
方法:母子手帳供養
費用:1冊あたり千円程
  1. 寺院に母子手帳を持っていく(もしくは自宅に僧侶が来た際に母子手帳を渡す)
  2. 寺院で供養してもらう
方法:手紙奉納
費用:お気持ち
5千円程のお布施を納めるのが一般的)
  1. 寺院に赤ちゃんに向けて書いた手紙を持って行く(もしくは自宅に来た僧侶に託す)
  2. 寺院に奉納する
お布施の包み方

水子供養でのお布施は、

  • 白い封筒に「御布施」と表書き
  • 表書きの下に「個人のフルネーム」
  • 「薄い墨」の筆ペンを使用
  • お札は葬式と同様で「新札を避ける」

のが決まりです。

袱紗(ふくさ)に入れて持ち運び、お渡しする際は袱紗の上に置いて、お坊さんに「お納めください」と一言添えて渡します。

2 お坊さんに依頼するか自分でするかは「納得できるか方法かどうか」で決める

お坊さんに依頼するか?自分でするかは、自分をまっすぐ見つめ直して、「その水子供養の方法で自分自身が納得できるか」を判断し、決めましょう。

「自分なりの供養では足りていないのでは?あの子が許してくれないのでは?」と感じるなら、仏に仕えるお坊さんによる供養を選択するのが1番です。

重ねてお伝えするように、水子供養は周囲の理解が得られにくく、「いつまで言っているんだ」「いつまで供養を続けるんだ」と辛い言葉をかけられる方が多いのが現実です。

その言葉に自分を殺してしまうことで、自分を責め続けてしまうことが何より水子を苦しめるのだということを忘れず、自分の満足のいく方法で供養することが重要です。

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3 お坊さんに依頼する方法

お坊さんに依頼する場合は、供養方法を「合同供養」「個別供養」から選ぶことができ、合同供養の場合は直接寺院に出向き、個別供養の場合は寺院に出向くか自宅に僧侶を招くこともできます。

1)寺院に出向いて法要を行う場合

寺院に出向いて法要を行う場合は、あらゆる水子供養の形のなかから自分の納得できる供養方法を制限なく選ぶことができます。

依頼先の見つけ方

インターネットなどから近くの寺院を探して電話をし、「水子供養はされていますか?」と聞いてみましょう。

電話で確認する際は、自分が希望する水子供養の方法に対応してもらえるかも忘れずたずねるようにしましょう。

服装と持ち物

水子供養服装-寺院

男性女性ともに、礼服で黒色(もしくは灰色)を基調とした服装がベストです。

持ち物は、「お布施・数珠・ハンカチ」があれば十分です。

注意!子どもは連れて行けない可能性が高いので事前に確認

水子供養では、同じく水子供養を受ける方への配慮もあって、子どもの同席を控えるよう言われるケースが多い傾向にあります。
どうしても子どもを連れていきたい場合は、同席させてもいいか、事前に寺院に確認し、了承いただけた場合のみ連れていきましょう。
同席可能な場合は、学校制服を着せるようにしましょう。

手順
  1. 受付で水子供養の希望であることを伝えます。
  2. 希望する供養方法を伝え、お布施を納めます。
  3. 合同供養の場合は、供養堂に案内され、人数が揃ったら読経が始まり、最後に法話を聞きます。
    個別供養の場合は、別室に案内され、遅れて僧侶が入室します。
    読経があり、その後法話を聞きます。
注意!浄土真宗では水子供養を行っていない

仏教のなかでも、「浄土真宗」は、どんな人も亡くなればすぐに浄土に行けるという考えがあるため、追善供養の習わしがなく、よって水子供養も行っていません。

寺院で水子供養をしたい場合は、浄土真宗の寺院は選ばないよう、注意が必要です

2)自宅に僧侶を招いて法要を行う場合

自宅に僧侶を招いて行う法要は、「寺院で知り合いに会いたくない」「周りにばれずに水子供養したい」人に向いています。

服装と準備物

自宅での法要の場合は男性女性ともにグレーなど落ち着いた色合いの服装であれば、あまりかしこまる必要はありません。

用意しておく持ち物は、寺院に出向く際と同様「お布施・数珠・ハンカチ」で、お坊さんにお出しするお茶と菓子の用意を忘れないようにしましょう。

手順
  1. お坊さんが来られるのを玄関先で待ちます。
  2. お坊さんが到着されたら一旦別室にお通しし、お茶とお菓子を出します。
  3. 一家の主、もしくは法要に参加される中でも水子供養を希望したご本人がお坊さんにご挨拶に伺います。
  4. 時間になったら、法要を行う部屋へお通しします。
    これ以降はお坊さんによる先導で、読経・法話が行われます。
  5. 終了後、寺院に納めたい手紙やエコー写真・母子手帳などがあればお渡しします。
  6. 法要のお礼をお伝えし、お布施を渡します。
  7. (場合によってはタクシーを手配してから)玄関先までお坊さんをお送りします。

依頼先の見つけ方

自宅までお坊さんに出向いてもらいたい場合は、僧侶派遣サービスを利用すると便利です。

インターネットなどで検索し、自分の希望する供養方法・日時・宗派で対応してくれる僧侶を手配してもらいましょう。

水子供養は複数寺・僧侶にお願いしても良い

水子供養は、宗派に関係なく、複数のお寺や僧侶にお願いしても、何も問題はありません。

  • 過去に別のお寺で水子供養の読経を受けたことがある
  • 以前別の宗派のお坊さんに水子供養を受けたことがある

こういったことから、「自分は全く同じお寺・宗派・お坊さんにお願いしなければならないのでは」と考え、水子供養をためらわれる方がいます。

しかし躊躇する理由は全く無く、むしろ供養してあげたいという気持ちがあればそれが一番大切、宗派やお寺の違いなど水子は気にしない、とお坊さんもいわれます。ご安心ください。

4 自分で供養する方法

自分で供養する場合には「自宅に供養スペースを作って拝む」「写経や写仏をする」「水子地蔵を持ち歩く」といった方法があります。

自宅に供養スペースを作って拝む

  1. 自宅に供養スペースを確保し、エコー写真や母子手帳、ぬいぐるみなどを置きます。
  2. 線香をあげ、毎日新鮮なお水をコップに注いでおいて、手を合わせます。

写経や写仏をする

  1. 水子の浄土を願いながら、写経や写仏をします。
  2. 写経・写仏用品は、インターネットから購入可能です。※寺院でも購入できます。

水子地蔵を持ち歩く

  1. 水子地蔵を用意します。
  2. 自宅にいる間は水子地蔵にお線香をあげ、手を合わせます。
  3. 出掛ける際は柔らかな布などで包み、離さず常に持ち歩きます。
  4. 一日の終わりに水子地蔵への感謝と水子の浄土を願い手を合わせます。

水子地蔵はインターネットなどでも購入可能です。

まとめ

水子供養は、水子のため、そしてこの世に生を与えられなかったことを悔いているご自身のために行う大切な儀式です。

供養方法はご自身なりに行う方法と、お坊さんに頼んで寺院、もしくは自宅で行う方法とがありますが、大切なのは「自分が納得できる方法かどうか」です。

自分が水子のためにしてあげたいと思える1番の供養方法を選択することが重要です。

流産・中絶・死産などを経験すると、ご自身を責め、水子に責められているのではと感じる方がいらっしゃいますが、水子は決してあなたを祟ることはありません。

ご自身の水子への想いを大切に、謝罪ではなく感謝を伝えられるよう、水子のために祈りを捧げてあげてください。

この記事が、水子供養に悩むあなたの役に立てば幸いです。